科学技術情報通信部・NIPA「2026 Digital Business Partnership」、28日にベルサール汐留で開催…セキュリティ6社やエドテック、AIメディア企業が参加
韓国のデジタル企業20社が10月28日、東京で日本企業・バイヤーとの1対1のビジネス商談を行う。
韓国科学技術情報通信部(MSIT)が主催し、情報通信産業振興院(NIPA)が主管する「2026 Digital Business Partnership」で、28日(水)10時から17時まで、東京都中央区銀座のベルサール汐留2F HALLで開かれる。
商談は事前予約制。日本企業はイベントページで出展企業の分野や製品紹介を確認したうえで面談したい企業を選んで申し込み、主催者側が当日の面談時間を調整する。参加申込と商談マッチングの受付はPlanus Companyが担当する。
セキュリティ企業6社…ランサムウェア対策から車載ソフトウェア検証まで
出展企業で最も多い分野はサイバーセキュリティだ。1997年設立のペンタセキュリティ(Penta Security)は2009年に日本法人を設け、15年以上にわたり日本でWebセキュリティ・データセキュリティ事業を展開している。AI SPERAは脅威インテリジェンスサービス「Criminal IP」を、NPCoreはAIディープラーニングで悪性コードの挙動を早期に検知・遮断するランサムウェア対策「RansomMARU」を紹介する。
クンテック(COONTEC)は自動車・金融・国防・製造分野向けに、SDV・組込みソフトウェアの検証環境とOTセキュリティを提供する。F1Securityは脆弱性診断やペネトレーションテストなどのセキュリティコンサルティングを、PNPSECUREはゼロトラスト型のDB・システムアクセス制御と、のぞき見を防ぐ「FaceLocker」を出展する。
4KリマスタリングAI、Document AI、フィジカルAI向けデータ
メディア・コンテンツ分野からはフォーバイフォー(4BY4)が参加する。2017年設立のKOSDAQ上場企業で、ディープラーニングベースの画質改善ソリューション「AI PIXELL」により、SD・HDの旧作映像をFHD・4K・8Kクラスへアップスケールする。同社は出展企業紹介で、韓国の配信サービスWavveの旧作ドラマ4Kリマスタリングや、松竹・フジテレビへのAIアップスケールコンテンツ納品の実績を挙げ、地上波・ケーブルテレビ局、映画・ドラマ制作会社、配信プラットフォーム、コンテンツアーカイブ保有企業を商談相手として想定している。
韓国ディープラーニング(Korea Deep Learning)はVLM(Vision-Language Model)を基盤とするDocument AIプラットフォーム「DEEP Agent」を、エンドライト(NdotLight)は自社開発の3D CADエンジンでつくるロボット学習・シミュレーション用の3Dデータを紹介する。パンゴワイ(Pango GY)はデジタル広告運用の経験をもとにしたマーケティングAIを出展する。
エドテック、ヘルスケア、プロップテック…日本の生活サービス市場へ
教育分野では、2000種類以上の英語教育コンテンツを持つe-future、AIを内在化したレベル適応型の学習サービス「Harmony Hills」のアイポートフォリオ(iPortfolio)、実物の教具とARを組み合わせたプレイキュリオ(PlayCurio)が参加する。
Nuvilabは、AIフードスキャナーと累計1億件以上の食事データで保育園・幼稚園・学校で料理の種類と実際の摂取量を自動分析する。クリプル(CREPLE)は専用デバイス不要の認知症予防SaaSを出展する。TheONITは手のひらの静脈と手の形状を1秒以内に識別する非接触型生体認証「VPASS」を、ミラーロイド(MirrorRoid)はAI・XRを基盤としたビューティー・観光DXソリューションを紹介する。アーキスケッチ(Archisketch)はWebベースの3D空間シミュレーションを、Trustayは住宅市場のDXを掲げるプロップテックプラットフォームを、スカイウォーク(SKYWALK)はAIを基盤とするソーシャル・メタバースプラットフォームを出展する。
商談予約はイベントページから…日程調整後に個別案内
商談を希望する日本企業は、イベントページ(planusbiz.com/DBP2026/jp)で希望企業を選び、連絡先を入力して申し込む。入力情報は、商談を希望した韓国の出展企業にのみ提供され、イベント終了時まで保有される。問い合わせは運営事務局(2026digitalb@gmail.com)まで。
出展企業の多くは、すでに日本に顧客や現地法人を持つか、日本企業を商談相手として明記している。K-EnterTech Hubは当日会場で商談の様子と日本企業の反応を取材し、続報を伝える予定だ。
※出展企業の紹介は、イベントページに掲載された各社の紹介資料に基づく。グラフィック=K-EnterTech Hub